Debian インストーラ Stretch Alpha 4 リリース
2015 年 10 月 26 日
Debian インストーラ チームは Debian 9
Stretch
用インストーラの4回目のアルファリリースを発表できることを嬉しく思います。
このリリースでの重要な変更
- 前に DebConf15 での Debian CD BoF のまとめで発表したように、完全CDセットが削除されました。
- Jessie 以降ではインストーラでタスク選択時に デスクトップの選択肢から簡単に選択できるようになっているため、 CD#1 の代替となる選択肢はほぼ全て削除されました。 CD1枚で完結するデスクトップシステムでは Xfce の CD#1 だけが残っています。
このリリースでの改善
- at-spi2-atk:
- gtk2 アプリケーションでのアクセシビリティをデフォルトで有効化。
- at-spi2-core:
- スクリーンリーダーを起動するように kde デスクトップが設定されている場合に Qt4 及び Qt5 アプリケーションでアクセシビリティを有効化。
- debian-installer:
- gtk 以外の音声合成を復活。ただし有用で利用されているものだけです。
- linux カーネルバージョンを 4.1.0-2 から 4.2.0-1 に。
- finish-install:
- netcfg:
- s390x の is_layer3_qeth を修正し、ネットワークドライバが qeth でない場合に終了しないように (#798376)。
- os-prober:
- preseed:
- preseed_unspecified_at_boot テストを修正 (#799361)。
- util-linux:
- fdisk-udeb と util-linux-udeb を静的バイナリとしてビルド (#798347)。
- zipl-installer:
- root ファイルシステムのデバイス検出に mapdevfs を利用。
ハードウェアサポートの変更
- flash-kernel:
- linux-image-4.2.0 で (少なくとも部分的に) サポートされる様々な sunxi ベースのシステムに関するマシン db エントリーを追加。
- linux:
- u-boot:
- udoo パッチと debian/targets を更新。上流は udoo quad 及び dual を両方ともサポートする単一のターゲットに切り替わっています。
- u-boot-sunxi: Linksprite_pcDuino ターゲットを追加 (#799035)。
地域化の状態
- このリリースでは 75 の言語をサポート。
- そのうち 15 で完全に翻訳。
このリリースでの既知の問題
詳細や既知の問題の全容については、正誤表を見てください。
このリリースへのフィードバック
インストーラのバグの発見や詳細な改善には支援が必要なので、 試しに使ってみてください。インストーラ CD やその他のメディア、他に必要なものはすべてウェブサイトから利用可能になっています。
謝辞
Debian インストーラチームはこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します