Debian GNU/Linux 4.0 へのセキュリティサポートが終了します

2010 年 1 月 21 日

Debian GNU/Linux 4.0 へのセキュリティサポートが 2 月 15 日に終了します

Debian GNU/Linux 5.0 別名:lenny のリリースから 1 年、 そして Debian GNU/Linux 4.0 別名:etch のリリースから 3 年近くが過ぎ、 旧安定版 (4.0 etch) へのセキュリティサポートが来月に終了を迎えます。 Debian プロジェクトは、旧安定版をこのように長期間、そして新しいバージョンがリリースされてから 1 年もの間サポートできたことを誇らしく思います。

Debian プロジェクトは Debian GNU/Linux 5.0 別名:lenny を 2009 年 2 月 15 日にリリースしました。 ユーザおよびディストリビュータは、インストールされている旧版から現在の安定版へのアップグレードを行うための猶予期間を 1 年間与えられていました。従って、旧リリース版 4.0 へのセキュリティサポートは、 以前に告知されていたように 2010 年 2 月に終了します。

先に告知した旧安定版へのセキュリティ更新は、security.debian.org で継続して入手可能です。

セキュリティ更新について

Debian セキュリティチームは、現在のディストリビューションへのセキュリティ更新を <http://security.debian.org/> 経由で提供しています。 旧安定版へのセキュリティ更新も、新しいディストリビューションがリリースされてから1年が経過する、 あるいは現在のディストリビューションが交代するまで提供されます。

Debian 5.0 別名:lenny への更新作業について

以前のリリース、Debian GNU/Linux 4.0 別名:etch から Debian GNU/Linux 5.0 への更新作業は、 aptitude パッケージ管理ツールによって、ほとんどの設定を自動的に行うことができます。 そしてある程度の作業は apt-get パッケージ管理ツールでも行えます。 いつも通り、Debian GNU/Linux システムは、楽に、もう少し適切に言うと強制的なダウンタイム無しで更新できますが、 起こりうる問題とインストール/更新作業の詳細が記載されているリリースノートを読むのを強くおすすめします。

Debian について

Debian GNU/Linux は、インターネットを介して世界中から 1000 人を越えるボランティアの協力によって開発されている、自由なオペレーティングシステムです。 Debian のフリーソフトウェアへの献身、非営利的な性質、開かれた開発モデルは、 GNU/Linux ディストリビューションの中でも独特のものです。

Debian プロジェクトの鍵となる強みは、ボランティアベースであること、 Debian 社会契約への献身、 可能なかぎり最良のオペレーティングシステムを提供しようとする決意です。

連絡先について

より詳細な情報は、Debian のウェブページ https://www.debian.org/ を訪れるか、 <press@debian.org> 宛にメールを送ってください。